現在のプロジェクト案件数で見たときに、最も求人数の多い言語がJavaである。世の中にはC言語やPHP、最近ではPythonなどの数多くのプログラミング言語が存在するが、なぜこれほどまでにJavaは人気の言語として存在し続けるのだろうか。

その理由の一つは、Javaがインターネットの発展とともに成長してきた言語だという点だ。Webの考え方や通信に関する規約をJavaは作られた時点から持っている。これは、従来までプロジェクト開発の中心であったC言語などとは大きく異なる点だ。また、大規模プロジェクトの開発に適したオブジェクト指向という概念をJavaでは実装している点も人気の理由のひとつだ。現代のインターネット通信が前提となる大規模なプロジェクトではJavaは第一の選択肢として挙げられる。このような経緯から、Javaは依然として多くのIT企業で新人研修の言語として採用されている。Javaは我々の言語でいうところの英語のような立場になっているのが現状だ。

このJavaの人気は将来においても続くかと言われると、答えはイエスである可能性が大きいだろう。なぜならば、多くの人間を投入し、長い期間を設けて運用するプロジェクトの場合には人員の確保が重要な課題となるからだ。Javaは先ほどの理由から読み書きできるエンジニアが数多くいるため、将来においても、プロジェクトの規模が大きくなればなるほどJavaは採用される言語の候補であり続けるだろう。また、Javaを通して身につけたオブジェクト指向の考え方は現在人気のPythonや他の新たな言語を学習する際にも有効な知識となる。このため、Javaを中心に自分のできる言語を広げ、様々な案件に挑戦する機会が得られる点でも、Javaはとても魅力的な言語なのだ。
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